皇位継承 時代が求めた女系天皇
皇室典範に関する有識者会議の報告書がまとまった。
皇位を継承する資格を女性とその子孫の女系皇族に広げる。皇位継承の順序は男女を問わず、天皇の直系の第1子を優先する。この二つが大きな柱である。
皇室では、皇太子の次の世代に男子がいない。皇位の継承者を皇室典範が定める男系男子に限れば、やがては天皇になる人がいなくなる恐れがある。
将来にわたって安定した皇位継承の制度をどうつくるか。それが有識者会議の課題だった。
その意味で、「女性天皇、女系天皇の容認」と「第1子優先の継承」という結論は妥当だと思う。
支持したい。
天皇制には長い歴史があり、
国民の間にもさまざまな意見がある。廃止を望む人もいる。しかし、日本国憲法の下で、象徴天皇制は社会に定着し、国民の大半が支持してきた。
この象徴天皇制を維持するために皇位継承のあり方を見直すことは、日本にとって重要な問題である。
有識者会議は「安定した制度」のほかに、二つの基本的な視点を挙げた。
第一は国民の理解と支持を得られるかどうかだ。天皇の地位について、憲法は「日本国民の総意に基づく」と定めている。敗戦を境に、天皇制はそれまでとは異なるものになったのである。
第二は伝統を踏まえることである。しかし、一方で有識者会議は、伝統には各時代によって選択されてきた面があり、何を次の時代に引き継ぐかを重視する、と述べた。これも、戦前と戦後で皇室のあり方が大きく変わったことを思えば、適切な考え方だろう。
戦後、家制度がなくなり、男女の役割の考え方も変わった。皇室のあり方も、そうした社会の変化を無視できまい。
敗戦までは、皇后以外の側室との間に生まれた男子にも皇位継承が認められてきた。皇室に側室制度がなくなり、ここにも、皇位継承者を男子にこだわり続けるわけにいかない事情がある。
旧皇族の男子を皇族にして男系を維持すべきだという意見がある。しかし、60年近く一般国民として過ごしてきた人を皇室に迎えても、多くの国民が納得できるとは思えない。
皇位継承の順は、女性・女系天皇を認めること以上に論議が分かれている。
きょうだい間で男子を優先すれば、弟が姉より継承順位が先になり、なかなか順位が定まらない。第1子優先ならば養育方針も早く定まりやすい。それが第1子優先とした有識者会議の理由だった。
とはいえ、今後、皇太子の次の世代に男子が誕生する可能性がないわけではない。政府は来年の通常国会に皇室典範の改正案を提案する方針だが、こうした事情を織り込む工夫は必要だろう。
天皇が高齢などで退位したり、皇族がみずから皇室を離れたりすることができないか。そうしたことも、この報告書を機に、論議が広がってほしい。 (引用ココマデ
まず一言。
ま た 朝 日 か。
なんつーか、天皇制を壊そうとしているようにしか見えません。天皇陛下は今現在世界中で見ても最古の皇室であり、バチカンに認められた"Emperor"です。どの位凄いかっつーと。
・ローマ法王と同席に立てる。
・アメリカ大統領も空港までお出迎えする。
・外交上で非常に有意義→陛下が御幸されるということは、その国とは親密であると言うこと。
等その他もろもろ。
こちらが詳しいです。とにかく、世界最古の王室であり、神武天皇から2600年(神武天皇から起算すると。記紀神話の域を除いても少なくとも1400年はあるわけで。)途絶えてないわけで。その血脈による所が大きいと思いますが。これが、女系天皇を認めるとこの血脈が変わります。
こちら参照→
天皇家の万世一系(男系)による皇位継承という伝統を守ろう!
んで、この朝日の社説でほざいてるのは、
・将来にわたって安定した皇位継承の制度をどうつくるか。
・「女性天皇、女系天皇の容認」と「第1子優先の継承」という結論は妥当だと思う。
支持したい。
・天皇制には長い歴史があり、
国民の間にもさまざまな意見がある。廃止を望む人もいる。
・戦後、家制度がなくなり、男女の役割の考え方も変わった。皇室のあり方も、そうした社会の変化を無視できまい。
この3点ですが、そもそも家長制とかいう物と天皇家の伝統を比較することがナンセンスです。そして相変わらず女性天皇と女系天皇を(タブン意図的に)混同してます。しかもこんな重要な問題を高々10人程度の1年の議論で性急に決めてしまおうと考えてること自体が胡散臭いです。さらに、天皇制の廃止を望む人っているんですか?私はそんなこと言う人は在日か帰化した人間位しか居ないと思うんですが。とにかく、私は朝日のこの説に全く賛同できません。
そこで、案としてこんなことを考えてみました(以下、長くなるので別エントリにて)