なんかね、お前は最後の一言が言いたかったんじゃないかと。
【天声人語】
真珠湾攻撃から1年余の1943年の2月といえば、日本軍がガダルカナル島から撤退し、戦局は悪化していた。欧州では、ソ連・スターリングラードでの激戦の末に、ドイツ軍が敗れた。
映画「白バラの祈り——ゾフィー・ショル、最期の日々」は、その2月にミュンヘンで実際にあった反ヒトラーの活動とメンバーの処刑を描いている。ミュンヘン生まれというマルク・ローテムント監督の作品で、05年のベルリン国際映画祭で銀熊賞を受けた。
「白バラ」は活動グループの名で、主人公のゾフィーはミュンヘン大の女子学生だ。兄のハンスと、大学でナチス政権の打倒を呼びかけるビラをまいたところを通報され、ゲシュタポに逮捕される。
身に迫る恐怖におびえながらも、祈りで自らを勇気づけ、取り調べには毅然(きぜん)として述べる。「最善のことをしたと信じている」。逮捕の4日後、1日だけの裁判で死刑判決を受け、即日斬首された。21歳。「今にあなたがここに立つわ」。法廷で、被告席から裁判官に投げかけた一言が耳に残った。
戦後はナチスの側が被告席に立たされ、裁かれた。ローテムント監督が述べている。「今や、戦争で起こってしまったことに対する罪を問う時代ではありません。今は、そこから学ぶべき責任を問う時代です」(『論座』3月号)。
本来は普通の市民だったはずの多くのドイツ人たちが、ファシズムと侵略戦争に加わっていった。それは、日本の過去にも通じる。その奔流にあらがい、人間の尊厳に根ざす小さな白い花を掲げた人たちがいた。
本来は普通の市民だったはずの多くのドイツ人たちが、ファシズムと侵略戦争に加わっていった。それは、日本の過去にも通じる。その奔流にあらがい、人間の尊厳に根ざす小さな白い花を掲げた人たちがいた。
日本にファシズムなんぞありませんしホロコーストなぞやってません。
あと、お前らが言う所のファシズムと侵略戦争を一番煽ってたのはほかならぬ朝日新聞ですからっ!!!!!!